住民400人ほどの町では、
大人も子どももみんな友だち。
さくら保育園のとくちょう①
ここ大森町は、ほんの数年前には幼稚園の存続すら危ぶまれていた過疎のまちでした。
それがいつしか、この地の暮らしに惹かれたIターン・Uターン者が増え、まさかのベビーラッシュが到来!今や当園の半数以上が移住者の子どもですが、まちぐるみで「みんな友だち」なのは昔とおんなじ。異年齢の子どもが混じりあってともに育ち、大人たちはわが子もよその子も分けへだてなく見守る、そんな関係が続いています。
このまちでは、子どもも大人も、地元の人も移住者も、垣根を超えて「まちを思う気持ち」でつながっているのです。
とくちょう① さくら保育園の
幸福の国ブータンの
教育大臣にも認められた
「まち全体で子どもを育てる」
大森町の持続可能な暮らし。
土や火のある暮らしで
食べる喜びを全身で味わって。
さくら保育園のとくちょう②
食べることは生きる基本。その大切さを全身で感じてもらいたいから、当園では田んぼや畑体験から食育に取り組みます。
土の匂いを嗅ぎ、小さな芽吹きに心おどらせ、実りの時を待つ。そして自分の手で収穫し、自然の恵みに感謝しながら包丁と火を操って調理する。そうやってみんなで楽しく囲む食卓から、子どもたちは食事のマナーや、旬の味覚を学びとっていきます。
年長さんになると、園で作ったお料理を休日、家族にふるまう子も。「大切な人に食べさせてあげたい」、そう思う気持ちは一生色あせない「食の原点」です。
とくちょう② さくら保育園の
子どもの「やりたい」を大切に
春夏秋冬、毎日が宝さがし。
さくら保育園のとくちょう③
「今日は何をしよう?」から始まる当園の毎日。大人の都合でつくる「スケジュール」はそこにはありません。だって子どもたちはこのまちのあちこちに遊びを見つけ出す天才ですから!
水が張られた田んぼで泥んこ遊びをしたり、野原でよもぎを摘んでお団子を作ったり、川で小魚と戯れたり。晴れの日も、雨の日も、あるがままの町並みや自然が子どもたちの遊び場になってくれます。
大人たちにできるのは、子どもたちが「やりたい!」を持ち寄り、話し合いで決めるのを待つことぐらい。宝さがしの主役は、子どもたちです。
とくちょう③ さくら保育園の
石見銀山遺跡のふところに包まれて
感じる、ほんものの暮らし。
さくら保育園のとくちょう④
重要伝統的建造物群保存地区に指定される大森町の、ほぼ中央に建つ武家屋敷・渡辺家住宅。その敷地内にある離れが、私たちの園舎です。
そばを流れる銀山川をはじめ、大きな園庭や遊戯棟は、遊び甲斐たっぷり。お隣の母屋には学童クラブの小学生たちがいて、畑や絵本タイムなど、一緒に楽しめる放課後活動も多彩に広がります。また、おくどさんや五右衛門風呂、縁側といった、都会ではお目にかかれなくなった、ほんものの暮らしの風景があるのも魅力。ここなら日本むかし話の世界だって日常と地続きです。
とくちょう④ さくら保育園の
「大森さくら保育園ってどんなところ?」
見守ってくださる方々に聞きました。
保護者さまにとっても
心の拠り所に
橋田 智香
(大森さくら保育園
園長)
世界遺産のまちにある小さな保育園ですが、子どもたち一人ひとりの存在はとても大きいです。
まちを愛し大切に思う気持ちを育みたくて、戸外のお散歩をよく行いますが、子どもたちがまちへ出かけると、地域の方に声をかけていただいたり、ガイドさんや観光客さんとのふれあいもあって、自然と社会性が身についていくんですね。ほかの園では経験できないことも多く、ここでの保育は、保育士にとっても魅力的です。
子どもたちだけでなく保護者さまにとっても心の拠り所となれる園をめざし、初めての土地でも安心して子育てできるような支援を園としても行っていきます。
世界遺産のまちにある小さな保育園ですが、子どもたち一人ひとりの存在はとても大きいです。まちを愛し大切に思う気持ちを育みたくて、戸外のお散歩をよく行いますが、子どもたちがまちへ出かけると、地域の方に声をかけていただいたり、ガイドさんや観光客さんとのふれあいもあって、自然と社会性が身についていくんですね。ほかの園では経験できないことも多く、ここでの保育は、保育士にとっても魅力的です。
子どもたちだけでなく保護者さまにとっても心の拠り所となれる園をめざし、初めての土地でも安心して子育てできるような支援を園としても行っていきます。
大家族のように
過ごす楽しい毎日
小野寺 久美子さん
(株式会社石見銀山
生活文化研究所勤務/
2014年に大森町移住)
東京から大森町に移住。今は4人きょうだいの4番目が園に通っています。大森の自然の中で、まち全体が園庭!と言わんばかりに四季を感じながら活動ができるところが魅力です。
移住前は、小さい娘を週5〜6日保育園に預けて仕事をしており、朝預けて夜迎えに行くまで、何をしているのかわからないという毎日でした。それがこちらに来てから一変!わが家は夫も私も大森町内で働いているので、日々身近に子どもたちの存在を感じられるのが嬉しいです。
園はビッグファミリーみたいな感じで、子どもたちは異年齢の関わりを通してたくましく成長しています。気づいたら上の子は下の子の面倒を上手に見れるようになって、下の子はそんなお兄さんお姉さんに憧れて、大きくなることに前向きなんです。
子どもは毎日が楽しくて、親は安心して過ごせる。まさに心身一如で、心が穏やかで生活リズムが整っているおかげか、わが家の子どもたちはみんな体調を崩すことがとても少ないです。
東京から大森町に移住。今は4人きょうだいの4番目が園に通っています。大森の自然の中で、まち全体が園庭!と言わんばかりに四季を感じながら活動ができるところが魅力です。
移住前は、小さい娘を週5〜6日保育園に預けて仕事をしており、朝預けて夜迎えに行くまで、何をしているのかわからないという毎日でした。それがこちらに来てから一変!わが家は夫も私も大森町内で働いているので、日々身近に子どもたちの存在を感じられるのが嬉しいです。
園はビッグファミリーみたいな感じで、子どもたちは異年齢の関わりを通してたくましく成長しています。気づいたら上の子は下の子の面倒を上手に見れるようになって、下の子はそんなお兄さんお姉さんに憧れて、大きくなることに前向きなんです。
子どもは毎日が楽しくて、親は安心して過ごせる。まさに心身一如で、心が穏やかで生活リズムが整っているおかげか、わが家の子どもたちはみんな体調を崩すことがとても少ないです。
ここならきっと
やさしく温かい
人に育つ
安立 聖さん
(石見銀山ガイドの会/
大森町のお隣・大屋町在住)
2006年以来、石見銀山ガイドの会メンバーとして、年間330日以上は大森町に来ていますが、ガイドをしている時、散歩する園児の皆さんに出会えることが一番の楽しみです。
地域の人にこんなに温かく見守られている保育園は、そうそうありませんね。周囲にやさしく温かく見守られて育った子どもは、やさしく温かい人に育つのではないでしょうか。子育ては一人で悩まず、みんなで助け合ってするものだということも体感できると思います。
保育園は地域の希望です。これからも地域の皆さんに支えられ、地域とともに歩む保育園であっていただきたいです。
2006年以来、石見銀山ガイドの会メンバーとして、年間330日以上は大森町に来ていますが、ガイドをしている時、散歩する園児の皆さんに出会えることが一番の楽しみです。
地域の人にこんなに温かく見守られている保育園は、そうそうありませんね。周囲にやさしく温かく見守られて育った子どもは、やさしく温かい人に育つのではないでしょうか。子育ては一人で悩まず、みんなで助け合ってするものだということも体感できると思います。
保育園は地域の希望です。これからも地域の皆さんに支えられ、地域とともに歩む保育園であっていただきたいです。
まちの人みんなで楽しく
「おせっかい」
龍 文子さん
(西性寺 坊守・
渡辺家(学童)パート/
大森町在住)
まちの小学生が通う学童「おおもり児童クラブ渡辺家」で、ボランティアをしているので、その弟や妹たちもだいたい顔見知り。
保育園と同じ敷地にあるので、元気な姿を身近に見られるのが魅力です。コンパクトなまちのコンパクトな保育園だから、まちの人みんなで子どもたちの成長を見守っています。
とくに楽しみなのは、園児もご家族も町民もみんなで参加できる大運動会や、学習発表会。これからも子どもたちをのびのびと育ててほしいですね。
まちの小学生が通う学童「おおもり児童クラブ渡辺家」で、ボランティアをしているので、その弟や妹たちもだいたい顔見知り。
保育園と同じ敷地にあるので、元気な姿を身近に見られるのが魅力です。コンパクトなまちのコンパクトな保育園だから、まちの人みんなで子どもたちの成長を見守っています。
とくに楽しみなのは、園児もご家族も町民もみんなで参加できる大運動会や、学習発表会。これからも子どもたちをのびのびと育ててほしいですね。
生活の中に常に自然が
入り込んでくる場所
河村 政二さん
(社会福祉法人
石見銀山つむぐひび理事/
大森町在住)
ふだんはまちの入り口にある食堂「おおもり」を経営しながら、レンタサイクルや電気工事もやっていますが、子どもの見守りを担当する「少年補導員」も、娘が幼かった頃からもう30年以上続けています。とはいえ何かを指導したりするわけではなくて、役目は園児たちと「友だち」になることです。
大森さくら保育園の魅力は、生活の中に常に自然が入り込んでくるところ。それに歴史や文化も加えた「大森らしさ」が幼いうちから体験できる場所ですね。移住のご家族も、暮らすうちに人のつながりが増えて、心地いい場所になっていくと思います。
ふだんはまちの入り口にある食堂「おおもり」を経営しながら、レンタサイクルや電気工事もやっていますが、子どもの見守りを担当する「少年補導員」も、娘が幼かった頃からもう30年以上続けています。とはいえ何かを指導したりするわけではなくて、役目は園児たちと「友だち」になることです。
大森さくら保育園の魅力は、生活の中に常に自然が入り込んでくるところ。それに歴史や文化も加えた「大森らしさ」が幼いうちから体験できる場所ですね。移住のご家族も、暮らすうちに人のつながりが増えて、心地いい場所になっていくと思います。
保育理念
ともに暮らし
ともに育み
子育てを総合的に支援する
たくましく、
しなやかなからだと心を育てる、
私たちの保育。
子どもたちの
心身の健康を育む
家族や友だち、地域の人々との信頼関係のもと、自然の中で力いっぱい遊び、さまざまな経験を積みながら、心身の健やかな成長を促します。
子どもたちの
自発と自立を支える
基本的な生活習慣を身につけ、自分のことは自分でできるという自信を育てます。また自ら考え、意志を持って行動する姿勢を大切にします。
子どもたちの想像力と表現力を培う
美しい景観や伝統文化が息づく環境で、五感を豊かに育みます。また創意工夫して何かを生み出す喜びを通じて、自分らしさの発見を促します。
入園情報
随時入園を受付しています。
詳しくは下記よりPDFファイルを
ダウンロードください。
- 入園対象
- 生後7ヶ月〜
- 定員
- 30名(在園児数26名) ※2024年5月現在
- 現在の募集人数
- お問い合わせください。
- 保育時間
- 月曜日〜金曜日 7:30〜18:30
(登園時間 〜9:00、降園時間 16:00〜)
※保育時間は原則8時間
※土曜日及び、年度初め、盆、年始、年度末等に
希望保育日となります。(登園時間 〜9:00、降園時間 16:00〜)
- 休園日
- 日曜日、祝祭日、
年末年始(12月29日〜1月3日)
- 一時保育
- 保育所等に入所していない子どもさんで、一時的な保育を必要とされる家庭を対象に、保育を行います。詳しくは大田市公式ホームページをご覧ください。
- 所在地
-
〒694-0305 島根県大田市大森町ニ4-4
(国史跡・渡辺家住宅に併設)